【遠い】あの何でもなかった日を振り返るスレ【過去】

48 :('A`) :04/12/21 05:57:33
今はもう結婚してるたった一人の女友達と、むかーし遊園地に行った。
楽しかった。ドキドキもした。

それをこのスレで思い出して、
去年、その女友達が「結婚します」ってカードを送ってきた日も同時に思い浮かんだ。
なんだか、すごくぼーっとそのカード見てたなその時。



250 :245 :04/12/21 20:54:49
19歳から20歳になる時
俺はコンビニのバイト中に誕生日を迎えた。
知り合いが誰もいない東京での一人暮らし。
誕生日なんか自分でも忘れてた。

けど、「ハッピーバースデイ」を歌いながら先輩が俺にくれた小さなショートケーキ。
苺が乗っかったショートケーキ。
レシートがケーキの箱にテープで貼ってあってそれには
「誕生日おめでとう」って下手くそな字で書いてあった。
バイト終わってアパートで一人食ったケーキは何よりも美味かった・・・。

先輩、お元気でしょうか。



410 :('A`) :05/01/02 18:34:30
俺がまだ消防の頃、友達の家に遊びに行った。
その友達の家の周りは似たような家が多くて消防の頃の俺からみたらまるで迷路だった。
行きは友達について行った。
帰りが心配だったけど、帰りは友達が送ってくれるというので安心して夕方ぐらいまで遊んでた。

そしてチャイムが鳴って帰ろうと思ったら急に友達が
「ごめん、今から親と出かける事になっちゃった。」と言って親と出かけてしまった。
友達の家の前に一人ぽつんと取り残された俺はすごく怖くて泣いてしまった。
誰かに助けを求めるように。
すると優しい人が俺の家へ電話をかけてくれて、兄貴が迎えにきてくれることになった。

兄貴を待ってる間、どんどん日は落ちていって凄く怖くて不安だった。
10分かそこらで来てくれたんだけど、待っているその時間はとても長く感じた。
そして兄貴がきてくれたときはめっちゃ号泣した。
嬉しかった。
兄貴に連れられて自分のマンションに帰るとき、夕焼けが綺麗だった。

そんな兄貴と血が半分しか繋がっていないと聞かされたのは高1のとき。
あの頃より随分大人になったけれど、昔と同じように泣いた。



501 :('A`) :05/01/15 23:58:47
中学生の頃、河川敷で友人数人で野球をしていた。
ホームランが飛び出し堤防沿いの民家のガラスを割った。
おばあさんが出てきて、とりあえずガラス代だけ弁償してくれと言われた。
素直じゃなかった俺達は「俺達じゃねえよ」と弁償を拒絶した。

2〜3日はほっといたが、どうにも気分がすぐれなくて、
とっておきの1万円札をもって俺一人でおばあさんの家に謝りに行った。

おばあさんは、謝りお金を差し出す俺に対し
「あんたで5人目だよ」と笑って許してくれた。
もちろんお金は受け取らなかった。

数ヶ月経ち、ふとしたことからこのことの話題になった。
「なんだ、みんな謝りに行ってたんだ」笑いあい、
「じゃあお菓子でも持ってみんなでもう一度謝りに行こう」ということになった。

お菓子を持って皆でおばあさんの家に行くと丁度おばあさんのお葬式の真最中だった。
その後はショックでよく覚えていないが、とりあえず葬式に参加させてもらい、
みんなで泣きながら「すいませんでした」って霊前に謝った記憶がある。



5 :('A`) :04/12/21 04:29:15
高校時代、
学校帰りに友達がゲーセン誘ってくれた。
おれ格ゲーうまいから、みんなと仲良くなれて嬉しかった。
夕方一人で帰りながら泣いた。
それくらい俺は嬉しかった。



653 :('A`) :05/02/03 19:00:34
こどもの頃、家はあまり裕福ではなかった。
でも親は金をかけずに俺と妹に愛情をかけて育ててくれたと思う。

小学校の卒業遠足で生まれて初めて行くことになったのがディズニーランド。

クラスで行ったことのないのは俺だけだった。
友だちに初めてなのがバレたくない俺はパンフレットを穴のあくほど見て
アトラクションの場所と名前を必死に覚えて「スペースマウンテン乗ろうぜ」
なんてハシャイでた。

でも遠足の日の朝、恨めしい顔で俺を見送る妹のことが気になって、あまり楽しめなかった。
案の定、家に帰ると妹が泣き出した。
おにいちゃんだけずるいと。
お土産は妹の分しか買わず、ぬいぐるみを手に取らせてなだめても妹は泣き止まなかった。
一緒になだめてた母親も涙ぐんで妹にこう言った。
「ごめんね、お母さんと今度行こうね」

しばらくして母親が約束どおり妹とディズニーランドに行くことになった。
俺も誘われたけど、行きたくないとダダをこねて行かなかった。

本当は行きたかったような気がする。
でも、こども心にフリーパスとか高価なものだと思ってたし、
二度も行くのは悪い気がして行かなかった。

あれから10数年、一度もディズニーランドに行ってない。
嫌いになっちゃった。
ディズニーランドは悪くないのにね。



948 :('A`) :05/03/16 23:00:43
母が漕ぐ自転車のうしろに乗って、
集落の外れの養鶏場まで卵を買いに行った、
遠い記憶。

夏の午後、
自転車は砂煙を上げて、
未舗装の田舎道を走った。

家に帰ってから、
小さなプラスティックの風呂桶に水を溜めて入り、
暑さをしのいだ。

窓から夕空を眺めると、
明るい星がいくつも見えた。

1970年代前半の話。

今では、パックされた卵しか買わないし、
砂利道もほとんど見ない。

夜の街は明るくなって、
星の数がずいぶん減った。



973 :('A`) :05/03/20 03:55:51
夏休みの夜に知らない番号から電話。
でてみると近くの近所の女の子、
わけもわからずドキドキしてると

「プレステ持ってる?
 持ってたらコントローラー貸してくれない?
 今から行くから」

んで大急ぎで部屋を片付けた。
なにを期待したのかw

10分後携帯がなる。
「家の前ついたよ、二階でしょ?
 窓から投げて受け取るから」
 
落ちたら壊れるだろ!って言おうと思って窓開けたらDQN連れのその子。
どーでもよくなってポイッと投げた。
その子が帰ったあと、夏休みずっと家で夜遊びもしない自分に嫌気がさした。
それから意味もなくバイクの免許を取ろうと思って、
バイクにはまって今じゃバイク屋さん勤め。

人生ってわかんねぇな、ふと思い出したよ。
熱かったなあの日は。



979 :('A`) :05/03/20 07:25:35
小学校2年生か3年生くらいの夏休み直前、終業式の日。
朝はきれいに晴れていたのに昼、帰る時間になって突然の大雨。

「傘もってきてないよ。。」
当時からすでに友達が1人もいなかった俺は
1人で濡れながらとぼとぼ帰っていたさ。

とつぜん呼び止められる声、
「君、君、待ちなさい」

振り返った先には見たことない女の人。
「これ、持っていきなさい」
手渡された傘。
何も聞けなかった。
名前さえ。

蜃気楼のようにしか思い出せないあの人の事をふと思い出した。