恋人が死ぬとしたら
- 73 :恋人は名無しさん :04/08/24 23:07
- 絶対に記憶を留めておく。
何十年たっても忘れない。
そしてその記憶を何かのかたちで残す。
小説とか詩とかなんでもいい。
出来ればそれを世に出す。難しいだろうけど。
人は2度死ぬ、って言うよね。
肉体的な滅びと、そして忘却。
2度はしなせないようにがんがる。
- 80 :恋人は名無しさん :04/09/01 23:51
- 前にふたりでそんな話したなぁ・・・
「自分は相手を一生忘れないけど、
相手には幸せになってほしいから
自分のことは忘れてくれてもかまわない」
ってのがお互いの答えだった。
- 157 :恋人は名無しさん :05/01/13 14:44:31
- 2年付き合った彼に振られました。
それはもう、彼が言ったとは思えないほどのひどい言葉で。
どんなにまだ好きだと言っても復縁はかなわず、音信不通になってしまいました。
そんな彼の友達から、彼が亡くなったことを聞き、彼が書いた日記をもらいました。
「入院二日目、昨日は周りのモンがめずらしくて初体験ばっかだったけど、
今日からヒマなんだよな〜。
こうやって日記つけてみたわけだけど、
オレのことだから続かんだろなぁ。
N(私のことです)は今頃元気にしてるかなぁ。
最後傷つけちゃったけど、新しい男でも見つけてくれんかなぁ。」
最初、私は彼が病気をしていたことも、入院していたことも知らず夢中で日記を読んでいました。
日記には彼の私への想いがたくさん書いてありました。
「今日テレビでディズニーランドの特集やってた。
Nと行ったことを思い出した。
あいつ買い物大好きだったから、あの時は疲れていい加減にしろとか思ってた。
でも帰りにこっそり買っといてくれたミッキーはうれしかった。
今枕元にあるわけだけど、友達なんかにからかわれるから皆が来るときだけは隠してる。
別れちゃったしなぁ・・・
好きなんだよなぁ。」
「夢にNが出てきた。
しばらく、半年は会ってないよなぁ。
別にたいした夢じゃないけど喋った。
それだけで幸せだなぁ。
なんで目覚めちゃったんだろ。
今ごろ誰と喋ってんだろ。
宇多田の歌みたいだ。」
それは日記では無く、私のことばかり書いてありました。
「やっぱりNが好きだぁぁぁ忘れられねぇぇぇぇぇ。
日常の一つ一つにNが出てくるんだよう。
ばかやろぉぉぉぉぉぉ。」
そして、次のページが最後でした。
「オレはもうすぐ死ぬらしい。
医者ははっきりとは言わんけど、わかるモンだなぁ。
思えば治らない病気(病名は伏せ)だって聞いてからもう1年だ。
結構長く生きた方だし、充分な人生だったんじゃねぇ?
って思おうとしたけどやっぱりダメ。
もっと生きたい。
Nともっと一緒にいたかった。
入院してる間、振ったことを、
あんなひどい言葉を言ってしまったことを
ずっと後悔してきた。
でも、退院して完治なんて可能性が無かったオレにNを付き合わせるわけにはいかなかった。
Nはキレイだし性格いいんだからすぐ次に男ができる。
オレのために人生棒にふらせるわけにはいかん・・・
って何回も納得したはずなのに。
Nと喋りたい。
今から電話したい、
会いたい。
まだ死にたくない。
まだフォアグラ食べてないし、USJ行ってない。
大学卒業したかったし、母さんに親孝行もしたかった。
ベタでも父さんと酒飲みたかった。
Nをもっと抱きたい。
結婚して子ども欲しかった。
おじいちゃんおばあちゃんになっても手とつなぐような夫婦になりたかった。
Nにあいたい。
でももう叶わない。
後悔してばっかりだった。
死ぬときは笑っていきたいけど、
本音は辛すぎる。
N、
やっぱりまだまだ愛してる。
オレのこと忘れて幸せになれよ。」
涙が止まりませんでした。
彼は私のことを常に考えてくれて、でも私は彼の体のことなんてまってく気付かずに自分のことばっかり考えていました。
何で死んじゃったんだろう。
私には彼しかいないのに。
友達はこの日記を病院のゴミ箱で見つけたそうです。
私に見つからないようにだと思います。
私のことをここまで想ってくれる人はもういません。
お葬式には行けませんでした。
明日は彼の一周忌です。
最初は自暴自棄な私でしたが、
彼の遺志を尊重するために幸せになろうと思います。
- 112 :恋人は名無しさん :04/11/24 23:20:57
- 無理だ。
死ぬとか一秒考えただけで涙ぐんじゃう。
できればその時まで、いっしょ居たいけど、
彼のしたい事を自由にさせてあげたい。
どこかに行きたいならどんな手を使ってでも行かせてあげたいし、
何かが食べたいなら用意してあげたい。
それで、私と一緒に居たいと少しの時間でも望んでくれたらぜひ一緒にいたい。
あぁでもお願いだから死なないで。暗くなってきた。
- 163 :恋人は名無しさん :05/01/18 17:14:32
- 彼氏はつねづね
「俺が先に死ぬから!
頼むから俺より長生きしろよ」
と言う
私は、看取ってやるのが最後の優しさならばと考え
「いいよ、先に死にな」
と返している
その代わり、私が死ぬ時は、かならず枕元に迎えにきてねと言ったら
「え〜?俺あの世で楽しく遊んでるかも…」
まぁ、ええわ。
彼は思う様好きに生きて好きに死ねばいい。
彼がこの世で過ごす
楽しい時間の一片でも、
私が手伝えるならばそれでいい。
- 315 :恋人は名無しさん :05/03/10 23:16:07
- 彼氏に聞いてみたよ。
「私が死んじゃうとしたらどうする?」って。
そしたら「死なせない。」って。
「死なせないじゃなくて、あと3ヶ月で死んじゃうってわかったらどうする?」 って聞いたら
「結婚する。」だって。
「死んじゃうってわかってても結婚してくれるの?」
って聞いたら笑顔で大きくうなずいてくれたよ。
冗談で聞いたつもりが最後はなんか泣きそうになっちゃった。
いい人に巡り会ったなぁ・・・。
- 252 :恋人は名無しさん :05/02/19 13:15:44
- 祖父の最期に付き添っていた祖母。
それまではずっと泣いていたのに、最期の最後で
「おじいさん、ありがとう。
私は幸せでしたよ。ありがとう。」
と、最高の笑顔で祖父の手を握っていた。
「おじいさんには、私の笑顔を覚えていてほしいからね。」
と、可愛い笑顔で祖父の最期を見とっていた。
ほんとうにかわいらい笑顔だったなぁ。
二人は愛し合っているんだと、心があったかくなった。
- 520 :恋人は名無しさん :2005/06/07(火) 17:23:20
- 「あなたが死んだら私も死んでいい?」ときいたら、
彼は少し考え込み、「いいよ。」と頭を撫でてくれた昨日の夜。
私には家族がいなくて、彼しかいなくて。
それを知っている彼の、どうしようもないくらいの優しさに泣けた。