忘れられない「あの人との思い出」



112 :恋する名無しさん :04/07/22 12:14
6年前のちょうど今ごろ。

ネットで知り合った超遠距離恋愛(1000?以上)の彼と
一緒に住むために、地元からなにもかも捨てて移住。
1Kの狭い部屋に、ママゴトみたいにして住んでた。

彼は2つ下の学生。私は社会人。

1年半の同棲生活を経て、
卒業と同時に彼は200?離れた地元へ就職。
一緒に付いていこうと思ったけど
「一人で頑張ってる姿をみたい」と言われて残る事に。
派遣の収入だけでは苦しいから、
仕事終わってからバイトへ。
精神的にもかなり辛かったけど、
毎週末、彼は車で会いに来てくれる。
私といる時が一番落ち着くって言ってくれる。
たまには私から出向いたり。
それだけが心の支えだった。

彼は学生時代に親から借りてた借金を返済しつつ、
私は一人暮らしで、2人ともお金がないのに
遠出が大好きだったから、
いつもネットで格安のホテルや交通手段を考えて
やりくりしながら旅に出てた。
毎年誕生日には旅行にもつれてってくれてた。

周りの友達が結婚していって、
私も年齢的に焦っていたのかもしれない。
4年も付き合ってて、一度もちゃんと両親に会わせてくれない。
そんなイライラもあって、大きなケンカをする事が多くなってきた。



113 :恋する名無しさん :04/07/22 12:16
彼の家は田舎の地主で、代々公務員。
彼は親のコネで、公務員ではないけど非民間の会社へ就職。
私は相変わらずの派遣社員
頭が固い親みたいにはなりたくないって言ってたのに、
彼の口から出てきた言葉は
「正社員じゃないから恥ずかしくて紹介できない」と。
私の両親が離婚していること、地元が遠いこと。
連絡を取っていない父親に、多額の借金があること。
それを親が反対していて
オレは説得できない、と。
そして、あと5年は結婚したくないから、と。

自分にはどうしようもできない理由も含めて
ここまで否定されたのに
どうしても離れたくない。本当に好きだったから。
この人しかいない、と地元を離れて来たってのもあったのかもしれない。
別れたくなくて、受け入れられなくて。
別れ際も、まだ好きだって言ってたのに。
抱きしめてキスもしてくれたのに。
毎日そんな事ばかり考えて、
1ヶ月で体重も8キロ減り、
精神科に通ってボロボロの日々を送っていました。

後から聞いた話では、
彼は私と別れて3ヶ月で、職場の女の子と付き合い始めたみたい。
私と付き合ってた頃では考えられないような高いホテルに泊まったり
ブランド品をプレゼントしたりしてるとか。

私もいい人と出会えて、どん底から立ち直らせてもらって
今は結婚して幸せに暮らしています。

私にはなかった「家柄」と「正社員」の肩書きを持ってる彼女。
今は毎日幸せに暮らしているんでしょう。
彼女、私と同じ年だってね。

毎日毎日涙が出るほど幸せで、
ずっと続くと思っていた日々。
こんな天気のいい日は、懐かしく思い出されます。
あの時こうしておけばよかったって後悔もたくさん。

もう2度と会えないのかな。
よりを戻したいっていうんじゃないくて。
あの時は・・・って笑って話ができる日が来たらいいのに。
つらい事もあったけど、思い出すのは楽しかった事ばかり。

本当に、本当に大好きだったから。