忘れられない「あの人との思い出」



98 :恋する名無しさん :04/05/10 02:51
高校の時に付き合っている彼女がいた。
俺が3年の時、何もかもに疲れてしまったのが彼女と別れる原因になった。
結果、彼女は目指す道の専門学校へ、俺は受験結果が奮わず予備校へと進んだ。

卒業して会わなくなっても、メールアドレスは変わらなかった。
たまにメールを出すと嬉しい返事が返ってきてた。
その時、俺はまだ彼女のコトが好きだったんだ。

地元の夏祭りで久しぶりの再開をする約束をした。
その時、彼女には別の彼氏がいることをマジマジと聞かされた。
別れてからも片思いが燻っていた俺には少なからずショックだった。

無理して彼女にお願いしてみた。
「俺にピアス開けて。自分で開けるの怖いんよ」
うちの彼女は結構なピアス好き。左に4つ、右に3つやったっけな。
「ええよ〜。」と二つ返事。
初めてのピアスは痛かったのか痛くなかったのかも、良く覚えてない。
そして別れるときに「ファーストピアスの次につけてな。だけど、家であけてな。」
と次のピアスをプレゼントされた。携帯を変えるけど番号は教えられない、という手紙と共に。

本当は、夏祭りで嬉しそうに彼の話をし出した時から気づいてました。もう逢えないってこと。
むしろ、今日会ってるのははっきりとお別れを言うためなんだな、と。
本当はピアス開けるのなんて怖いわけ無いじゃん。
最後に何か一生の思い出を残したかったんだよ。分かってくれて、ありがとう。

携帯は二日後、繋がらなくなりました・・・。