【再度】思い出してホローリくる家族との思い出part4



487 :おさかなくわえた名無しさん :03/06/24 00:32 id:KtJy8k4M
私が幼い頃から両親は自営業で忙しく、また末っ子のため、
両親と出掛けたりした想い出は上二人に比べ極端に少ない。
そして二十歳を過ぎた今でも、やはり両親は毎日忙しくお店を切り盛りしている。
旅行なんてもってのほか、一日店を空けるのもやっとという中で
去年母と用事で静岡に出掛けた際、立ち寄った喫茶店
母はコーヒー、私はケーキとミルクティー
ラジオのFMが小さく流れている片田舎のひなびた店。
何を話すわけでもなくカウンターに座って、その時ラジオから流れてきた歌が
とても切なくて、今でも強烈に心に焼きついた風景になっている。

遠く翳る空から
たそがれが舞い降りる
ちっぽけな街に生まれ
人混みの中を生きる
数知れぬ人々の
魂に届くように

あと何回こうやって母と時間を過ごせるだろう。
きっとこの曲を聴く度に母と過ごした喫茶店でのひと時を思い出すだろうな。
最近は父と母が少しづつ老いていくのを感じる。
日一日を過ごすたびに別れが近づいているんだろう。
その時を受け入れられるように、一瞬一瞬を大切に過ごそう。
お父さん、お母さん、家族皆が笑って生きていけますように。