【感動】ハンカチ無しでは読めないスレ【希望】

339 名前:病弱名無しさん 投稿日:03/01/11 16:28 id:DqtwHIkH
私の母は、趣味の一環(?)で。
年末になると毎年お正月のおせち料理を食べるときに使う祝い箸をあらゆる知人に配っています。

昨年、母は癌?で家族と離れ、京都の方に入院している同僚の男の方に、何の気なしに箸を送りました。
その時、病気の進行により、既に食事はおろか流動食をチューブで流し込むんでいる状態だとは知らなかったからです。
後でその事を知人から聞き、無神経なことをしてしまった、と母は後悔していました。

しかし、お正月明けに来た一通の手紙。
その同僚の方からでした。
手紙には、このように書かれていました。

「病気になって初めて健康であることの大切さを、
 食べるという基本的な人間の行動すらできなくなった自分は
 切実に痛感し、半ば放心的になっていました。
 しかし、そんな私にもいつもと変わらず箸を送ってくれてありがとう。
 正月までにはこの箸を使って食事ができるように、頑張ろうという
 大きな励ましになりました。本当にありがとう。」

手紙を読みながら母は泣いていました。
翌月、その方は亡くなってしまいましたが、母のした行動は、
彼にとってすごく勇気づけられたことだったんだなぁ
と思いました。

働きすぎの私のお母さん。
あなたも健康に気を付けて長生きしてね。