世の中まだまだ捨てたものではないと思ったこと
- 214 名前:おさかなくわえた名無しさん 投稿日:2001/06/04(月) 12:37
- 私は駅前の薬局に勤めているのですが、たまに足の悪いおじさんを見かけます。
ある雨の日、そのおじさんが電車から降りてくる姿が見えました。
おじさんの歩くスピードはものすごく遅く、1mを10秒位かかってしまうんです。
傘をさすことが出来ず、ずぶ濡れで歩くおじさんを私は見ているだけでした。
そんな時、うちによく買い物にくるお客(20歳位の女の子)が
おじさんに声をかけたんです。
少し話した後、女の子はおじさんに傘を渡し立ち去りました。
「ああ、傘をかしてもおじさんはさせないのに。」
と思っていると、おじさんは帰ろうとせずうちの店の軒先に立っているんです。
それから10分位してさっきの女の子が車で戻ってきました。
おじさんを乗せ立ち去っていく車を見ていて、自分が情けなくなりました。