セピアな思い出∫泣ける話



254 :大人になった名無しさん :05/01/19 01:29:35
ある日、学校から帰ったら母がいなくなっていた。

鍋の中には、私達姉弟の大好きなロールキャベツが作ってあった。
もう味は覚えていないけれど、大好きだったんだよなぁ・・・。

今、二人の子供の母となって、あの日、母がどんな気持ちで
ロールキャベツを作っていたか少しわかったような気がする。
でも私には、子供達を置いて行くなんて事は、絶対にできない。
8歳の時の記憶だけれど、トラウマになっているのかも。

自分の子供たちには、まだ一度も
「ロールキャベツ」を作った事が無い。

母がいなくなって、色々辛かった。
ここには、とても書けないような事も沢山あった。
でも今は、自分でも信じられないくらい穏やかな毎日を送っている。


娘の机の落書き。
「ままだいすき」
私の宝物です。