心に残る酒の味

5 :age :03/09/03 15:40
クリスマスに呑んだスパークリングワイン。まだオレには甘すぎた。
思い出も甘すぎた。そしてその甘さがうますぎて忘れられない。



6 :呑んべぇさん :03/09/03 16:08
死んだ父親と呑んだヒレ酒。
板橋の河豚屋にて。
人生の大切な事は全部そこで教わった。



12 :呑んべぇさん :03/09/26 01:14
女に振られてへこんでた時、友人がバーテンをやっている店に足をはこんだ。
「ふられちまったよ。」と説明すると、友人は何も言わずに1杯のカクテルを
作ってくれた。

 テキーラサンライズ

友人はオレにこう言った。「黙っていてもこのカクテルのような綺麗な朝はやってく
るんだよ。今は暗い闇だが、いずれお前にも夜明けが来る。」

俺は泣いた。女に振られたことにではなく、友人の優しさに。
あのときの友人の作った テキーラサンライズの味は忘れない。



18 :呑んべぇさん :03/10/13 04:57
お互いの成長のために別れたんだよ。
ぶっちゃけ、孕んだこともあったけど大好きだった。

行着けのバーにいってバンバンに腫れたメを
サングラスで隠しながら慣れないカンパリソーダを注文したけど
ちっとも苦くなくてビターをいっぱい追加してもらった。

あれから15年、やっぱり失恋は苦いよ。
あいつどうしてるかな。



19 :呑んべぇさん :03/10/13 05:40
高2の時の正月。
いつもつるんでいた仲間(♂3・♀3)達と初詣に行ったときの事。
大混雑の中、♀1人がはぐれてしまって仕方無く俺が探しにいって
無事に見つけたんだけど、他の連中とは合流できなかった。
(当時携帯は高校生が持てるものではなかったので連絡できなかった。)

ただその娘の事が前から気になっていたので2人になったのを幸いに、
そのままデートみたいになったのだが、その時に寒い中で2人で飲んだ
心も体も温めてくれた屋台のホットワインの味を未だに忘れない。

おかげで未だに俺たち夫婦は、正月になるとホットワイン作って飲んでいる。



21 :呑んべぇさん :03/10/13 20:11
おじいちゃんが癌になったというので久々に訪ねた。

帰りに俺の帰りをいつまでも玄関先で見送ってくれた。
家に帰る途中立ち飲み屋で少し飲んで行こうと思い
俺は隅の方へ。熱燗に鯨のベーコン。酒を飲みだすと
おじいちゃんの姿が目に浮かびその場で涙が溢れてきた。

小さいときから可愛がってくれたおじいちゃん。
もう二人で飲むこともできなくなるんだなって。
身内の葬式をまだ経験してない俺にはしょっぱい酒だった。



19 :呑んべぇさん :02/11/12 01:43
学生時代、
四月は桜の綺麗な蒼天のもと、
昼間の花見酒と洒落込もう!と、
宇治川沿い、桜の名所で有名な某国防施設に繰り出したオレと連れの3人は、
施設守衛にあっさりと入場を断られ、
さて何処で桜を見ようか、などとフラフラと河原を歩き始めた。

河原沿い、中々に桜の拝める場所はない。
「ならば桜のことを想いながら、酒でも飲もう!」
と意見は一致、急遽手ごろな土手に陣取った。

若造三人、歌うわ、踊るわ、しゃべくるわ。
口で激論、手で乾杯。

思えばあれが、一番美味い酒だったんだろう。



55 :呑んべぇさん :03/09/21 15:41
10年以上前の事だけど、漏れも一つ書かせてもらいます。

第1志望大学の合格通知が届いた夜の酒の味が、今までで1番うまかった。
漏れは2漏していた馬鹿チンだったので、家族に迷惑をかけててずっと鬱になっていたが、
通知が来た途端、めったに歓びを爆発させない親父も一緒に家族みんなで大喜びしてくれて、
その日の夜は、五人でビ−ル2ケースをあけた。

飲めないおばぁちゃんまで一緒に飲んでくれた。
グデングデンになって吐きまくったけど、あの日の酒はうまかったし、忘れられないよ。