親孝行について考えるスレ



128 :就職戦線異状名無しさん :04/05/20 15:14
都内の企業と、地元の企業で死ぬほど迷っていた時、俺を決心させたのは親の存在だった。
「長男だから親の面倒を見なきゃいけない」ではなくて、
「長男である俺を快く東京の私立に送り出してくれたこの人達を、これからは俺が支えていきたい」と、素直に思えた。

もし俺が東京で就職しても経済的援助は十分できただろう。そうなったらそうなったで弟が実家を継いでいたかもしれない。
でも、決して裕福とは言えない家計状況で3人の子供に十分すぎる教育を与えてくれた父、母を俺は心から尊敬してる。
だから、都内の企業を蹴って、田舎に帰り、親と同居しながら社会人として生きる事に何の後悔もないんだ。

この前内定者懇談会に出席する為に実家に帰った際、どうしても感謝の念を伝えたくて、親父と酒を飲んでておかんが3本目の熱燗を持ってきた時に、
思い切って正座して、「今まで育ててもらって本当にありがとうございました」って言ってみた。

案の定、涙もろいおかんはすぐに目を真っ赤に腫らすし、照れくさがりな親父は急に酒のピッチが早くなった。俺も面映くなってすぐに足をくずしたけど、
就活が成功してよかった、と心から思えた瞬間だった。

俺はこれからもっともっともっと親孝行したい。
そしてそれが十分出来る環境を自ら選び取った自分を、ちょっとだけ誇りに思う。