【遠い】あの何でもなかった日を振り返るスレ【過去】
- 6 :('A`) :04/12/21 04:30:14
- 朝家にいた。昼も家にいた。
夜も家にいた。遠くで花火の音が聞こえた、夏。
- 27 :('A`) :04/12/21 05:10:16
- 暑い中をチャリンコで飛ばして8キロ先の川まで友達数人と行ってたな
汗まみれの体から川に飛び込んだときの快感なんてもうたまんないもんだったよ
帰り道に駄菓子屋で食うUFOが疲れきった体に美味すぎるんだよまた
でも月1000円しかもらってなかった俺には連日のUFO代は払えなくてさ
一人でよっちゃんイカかじってたらUFOの上蓋に皆が麺を乗っけて
わけてくれた。麺の量がわけてもらった俺が一番多くなって
こんなにいいよって言ったらリーダー格の奴がジャンケンで買った奴が
一番多い皿な!って それでジャンケンしたら一発で俺が買って皆が大爆笑
最高だったよ空をよく見てたあの頃の世界はさ
- 93 :('A`) :04/12/21 07:05:31
- ランドセル買ってもらってる俺がいる。
父も母も嬉しそうに頭を撫でてくれた。
そして外食して帰った、チキン南蛮だったってすごく覚えている。
帰りはおれは車で寝てるフリをしてたのか、本当に眠ってしまってたのか。
ただ、抱っこされて布団まで運んでもらうの好きだったからなー。
- 105 :('A`) :04/12/21 07:23:01
- 小学校の頃を思い出した。
あの頃俺の小遣いは一ヶ月300円だった。
俺はどうしても欲しかったプラモを買うためひたすら貯金してた。
三ヶ月我慢し続け、ようやく金が貯まったとき弟と二人でおもちゃ屋に行った。
目当ての物を買おうと思ったとき弟がずっと怪獣の人形をみていたのに気付いた。
迷ったけど、俺はプラモを買わずその人形を買ってあげ弟と家に帰ってったけな。
あの時の弟の笑顔を思い出すと今でも良かったなって思えるよ。
- 622 :('A`) :05/01/28 22:57:20
- 俺は幼稚園の年長の時に東京に引っ越してきた。
社宅だったんだけど、引っ越屋さんが家具を運んでる最中
俺の新しい住居は白くてガランとした空間だった。
駅前のおもちゃ屋でクモの人形を買ってもらい、おもちゃ屋のおじさんの
「ちゃんとエサをあげてくれよな」を真に受けて
その日の昼食、クモの人形にご飯をあげようとしていたのが懐かしい。
小6、また引っ越すことになった。
家具を全部運び終えて、母が「忘れ物は無いね」と言った時
ふと部屋を見てみたら、引っ越して来たばかりの日を思い出した。
白くてガランとした空間。
- 604 :('A`) :05/01/26 09:46:40
- 4つのとき家に帰ると母親がいなかった。
うなだれている祖母に聞いてみると、家を出て行ったのだという。
きっとかくれんぼしてるんだと思い、家中を探し回った。
一階、二階、お母さんと叫びつつひとしきり探し終えた後
とっておきの隠れ場所、洋服ダンスを開けてみた。
そこにも母の姿はなく、
あぁ本当にいないんだ。と納得した
その後テレビを点けてアニメ見てご飯食べて風呂入って寝た
- 186 :('A`) :04/12/21 18:46:06
- 中学時代の話だが、喪れにも彼女ができた
初デートを考えに考えたが、なんせ田舎なもんで海しかなかった
それで釣りに二人で行った
自転車で、途中クラスメイトの女子に見つかってからかわれた。
お昼は彼女の不器用だけど気持ちを込めた、弁当がうまかった
釣りはぜんぜん釣れなくて、それでも沢山の話をした
遠くのほうには貨物船が走ってて、空にはカモメと一杯の青さがあった
「つまらなくてごめんね」と言うと「全然おもしろいよ」って言ってくれたな
その日の夕方、初めてその子と手を繋いだ やわらかくて温もりがあった
時間なんて止まれって初めて思った瞬間だったよ
あれからその子も結婚して子供もいるらしい
なんだか立ち止まってるのは俺だけのような気になってしまう
今でもなぜかあの日の遠くを走る貨物船を思い出す 彼女の笑い声と共に。
- 219 :('A`) :04/12/21 19:49:24
- 下校途中にいきなり雨が降り出したな
みんなで走って帰るんだけど、そのうちどーでもよくなってきて
水溜りにダイブしたり、カエル捕まえて遊んでた。
たまに虹なんか空に出たりしてさ、
「虹の下には宝物が埋まってるぞーいそげー」ってまた走ったり。
Yは足が遅くて、K君は早かったな。懐かしいや。
- 342 :('A`) :04/12/22 23:44:25
- ガキの頃、弟とチャリンコで出かけた時に
弟がチャリンコからこけて膝から血だらだら出して泣いてさ
それをおぶって家まで帰った事思い出したよ
今ならたいした距離じゃないけど、当時は良く頑張ったと思う
弟を家の母に任せてから自転車二台取りに戻ってさ
「おにいさん」でいたかったんだろうな
今じゃ家に彼女つれてくるような生意気な弟だけど、たまには優しくしてやろうかな
俺はやっぱり「おにいさん」だから
- 630 :('A`) :05/01/30 17:14:07
- まだ幼稚園の頃かな
夜中に死ぬ事について考えたらメチャクチャ怖くなって
息が出来ないほど泣き出してしまった。
その時カーチャンが抱きしめてくれた。母さんも死ぬの?って聞いたら、何も答えず
ゆっくり背中をポンッポンッと叩いてくれた。その後のことは覚えてないがあの時すごく落ち着いて安心したことは覚えている。
- 640 :('A`) :05/02/02 22:16:26
- 今年の元旦に血液の病気で亡くなった友から届いた年賀状。
あけましておめでとう
いつもお見舞い有難う
今年は一緒に母校の桜を見に行こう
教室で
陽だまりの校庭で
帰り道
将来の夢を語り合ったことを思い出して泣いた。
- 401 :('A`) :04/12/27 23:15:21
- 指切りをしてさよならを言った 遠い夕暮れに
- 486 :('A`) :05/01/10 15:24:53
- 春。
ツクシが顔を出し雑草が花をつけはじめ、空気がふわりと暖かくなる
家族と犬とみんなで野山にピクニックに行った。
野花の名を親父が教えてくれた。
夏。
エアコンなんてつけなかった。外で遊んだからだ。池や川で魚やザリガニ取った。
親父がカブトムシを捕りに山に連れて行ってくれた。
ミンミンゼミの声と谷川の流れる音が耳に残ってる。
秋。
運動会が終わったころから風がひんやりしてくる。
家族と犬で山歩きすると栗の実が落ちていた。
冬。
2学期の終了式が終わると、その日が我が家のクリスマスイブパーティーだった。
親父はもみの木に似た木の盆栽を部屋に置いてくれた。
姉ちゃんと2人で飾り付けして、クッキーを焼いた。
母はローストチキンを作ってくれた。冬休みに入ると、たこ揚げした。
時は流れ、母と犬が死に、姉ちゃんは遠くに嫁に行った。
職場と家を往復して、休日は家にこもり2ちゃんばかりしていると
いつの間にか俺には季節がなくなった。