そういえばあの頃俺たちが作った秘密基地は

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :05/01/25 22:08:51 ID:+aKAdudO0
どうなったんだろうか。
持ち寄ったエ口本、ラジオ、傘や畳
それら全てをほったらかして、俺は大人になってしまった



19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :05/01/25 22:20:50 ID:7amkUSvC0
楽しかったなあ すっげ夢中だった。
世界も広かったよな。なんせ、校区外は行っちゃいけなかったからな。
未知の世界だった



27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :05/01/25 22:33:58 ID:29S3lJMl0
俺らのは町会の奴等に見つかって壊された。
近所の林だか山にまじでっけーテリトリー築いてたよ。
コンビニとかスーパーからダンボールもらいまくったのなつかしい。
ラーメンつくったり
ロケット花火飛ばしまくったなあ

小3、小4のおもひで



29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :05/01/25 22:34:32 id:ESCQ1C/ZO
浮浪者に乗っ取られた小5の秋



34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :05/01/25 22:47:49 id:cWrVIpx00
俺たちのグループは男女ごちゃまぜで、俺はその中に好きな子がいた。
みんなでいつもどおり秘密基地で遊んでるとき、その子が言った。
「勉強が忙しくなるから、もうみんなと遊べない」って
すげえ悲しかった。ちゅうか意味が分からなかった。
妙な理不尽さを感じた。その夜布団の中で、俺は泣いた



41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :05/01/25 23:01:30 ID:9HxNWNzT0
夏休みがすげえ楽しかったよな。
なんか、今とは違う暑さだったっていうか。
毎日のよーに友達と遊びに行って、飽きもせずにアイス食ったり、
プールで大騒ぎしたり。
あの頃みんなで集まってやった、夏の終わりの花火は、今思い出すと本当に泣きそうになる。
虫除けスプレーの匂いで、夏を思い出す



43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :05/01/25 23:03:37 ID:Q9+So7lL0
電線で爺ちゃんが作ってくれた

ブランコは革命だった



68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :05/01/25 23:23:51 ID:YQ/GTYWV0
空き地や公園でサッカーやキックベースをやった
林の中に秘密基地を作った
学区外に行くのが大冒険だった
近くの小川でザリガニ釣りをした
市民プールには毎日のように行った
花火をしてると、自然と友達が集まった
遠足の日、必ず誰かがおやつ300円オーバーしてた
記録的な大雪の日、みんなでかまくらを作った
学校の周りの桜が綺麗だった

小学校卒業と同時に俺は引っ越した、友達も北海道や大阪、福岡とかに引っ越した
引越し前日、布団の中で泣いてた

数年後、久々に来てみると、空き地が駐車場なり、周りはマンションだらけ
公園に子供はいなかった、少し寂しかった



122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :05/01/26 00:01:11 ID:0S9EWEdw0
『時は加速する』



125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :05/01/26 00:08:06 id:GWL5SOOfO
防波堤が遊び場だった。砂場でサッカーやバスケを日が暮れるまでして
腹が減ったら家に帰る日々。あの頃は一日が長く、そしてとても楽しかった。
楽しい時間ほどあっという間だというが、むしろ昔はその時間の方が長く感じた。
そして、俺は突然田舎町へ転校し皆と別れた。
しかし、それから十余年、不幸にも彼らほど波の合う友人には出会えていない。
リュウくん。カンちゃん。タダシ。トシ。
君達とまたいつか逢えたら、髭の生えた顔をあわせながら、
昔のワルガキ仲間同士で酒を酌み交わしたいもんだな。



165 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :05/01/26 01:30:11 id:mlU0kAuM0
夏休み。めちゃくちゃ暑くて、めちゃくちゃうまかったチューペット
自転車に乗って、そこら中を走り回った。
校区外に出るとき、すげえドキドキした。
世界は広いって思った。

そうだな、そうだったよ、俺はそんな時間を過ごせていた。
幸せだったんだよ



188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :05/01/26 02:18:54 id:EgeY4tah0
じゃあこの先今を振り返ったときにも、
あの頃は楽しかったなぁと胸をはれるように
しっかり生きなきゃなと思った



209 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :05/01/26 03:04:21 id:fqopPUE60
秘密基地か・・・作ったよな
草むら掻き分けて寝室とか台所とか

僕の七つ道具とか言って剣とか盾とか作ってた
今ではガラクタだけど当時はそれが宝物だった



212 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :05/01/26 03:12:33 ID:09ujB+lXO
マンションの下に眠ってるクッキーの缶の中には
あの夏の空気も入ってる



216 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :05/01/26 04:03:35 ID:8g9i7ltP0
飽きるほどに通った公園なのに、いつまでも飽きなかったのはどうしてだろうな。

思い出はなぜだか夕焼けに染まっている。
裏手の幼稚園から七つの子が流れてきて、それがさよならの合図だった。
名残惜しそうにサッカーボールを蹴り続けるガキ共の中で、どうしても一人だけ顔が思い出せない。
いつもチョロチョロと兄貴の後を追っかけて、そんなに得意でもないサッカーに明け暮れてた。
人一倍夢見がちで大人になれば何でもできると思っていた馬鹿な奴。

そんなクソガキの顔を思い出しに、今年の夏は実家に帰ってみようと思う。



223 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :05/01/26 04:23:09 id:edLOoskK0
俺のところは秘密基地なんて作らなかったなぁ。
みんなうらやましいなぁ、って思って読んでたら。
…俺にもあった。心の奥底に眠る夏の思い出。
でも、なぜかうまく思い出せない…。
あれは、どこだったろう…。



230 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :05/01/26 06:51:21 ID:2BlDxPauO
よく友達と近所の抜け道や細い道を探しては
無意味に探険したり駆け回ったりしたな…。
もう二度と通らない道なんだと思うと、せつなくなるな。



251 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :05/01/26 10:04:39 id:SCID1Rdm0
小学生の頃、良く遊んだガケの下にコンテナを発見して改造しまくった。

近所の粗大ゴミ捨て場からえっちらおっちらいろんなの持ってきた。
椅子とか。変な木の像とか。
レースのカーテンを拾ってきて、窓っぽいとこにつけた時は狂喜乱舞。
親に隠れていろんなことした。本読んだり、木からミカン取ってきてみんなで食べたり。

しばらくしたら俺が転校することになって。
みんながその秘密基地を俺にくれた。
拾ってきた板に彫刻刀で全員の名前を彫って、出入り口のところにつけた。
一番大きく彫られているのは俺の名前。
泣いたね。学校のお別れ会では泣かなかったけどそれ見て泣いた。

今は当然もう無いだろうけど、それでもいいのだ。
俺は覚えてる。嬉しかった。



269 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :05/01/26 11:42:10 ID:95trsom80
あの少年の日、時々思い出せばさ
この忙しい都会で生きる事に疲れても
頑張れると思う。

本当に



307 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :05/01/26 14:43:01 id:sLJy9uWN0
大人になるって、こういうことだったんかな・・・



311 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :05/01/26 14:55:38 id:ZYVE9nrb0
僕が小さい時は秘密基地など作ったことなど無かった。
ファミコンガンプラなど触ったことすら無かった。
友達が学校にキン消しを自慢そうに持ってきてたが
羨ましいなど思わない―――フリをしていた・・・

大人になった僕は結婚をし、子供ができ、
ペットを飼うことをキッカケに田舎に引越しをした。
と同時に会社を辞め、独立した今は息子とその友達と遊びまくっている。
当時できなかった秘密基地を子供達と作ったりする。
TVゲームで勝った負けたと騒いでいる。
嫁が晩御飯に呼びにくるまで裏山で遊んでたりする。
夏は真っ黒に日焼けをして、
冬は誰もまだ踏んでいない雪の上に足跡を付けるのを競争したりしている。

僕のいつの間にか止まってしまった時間は今になって動き出した。
「人生はやり直し出来ない」というがあれウソだ。
僕を育ててくれた両親には感謝をしています。
でも僕の子供には僕の子供の頃のような思いはさせたくありません。
外で遊び、友達を沢山作り、人を思いやる気持ちを教えます。
いつの日か息子がVIPで「僕が作った秘密基地は〜」とレスができるように・・・



361 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :05/01/26 19:31:09 id:hPAIlI9NO
救いようのない世界だと思ってたんだがなあ…
そういや俺にもこんな時代があった
将来のために生きるんじゃなくていい
その日をめいいっぱい生きてれば、それは将来宝になるよ
子供らにそんな経験をさせるためなら、俺は生きていけるかもしんない



521 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :05/01/27 07:22:40 id:q7fem4VF0
自分は途中参加だったから試験みたいなのがあった。
秘密基地の近くにある岩の斜面から飛び降りるってやつで
今思えば、3〜4メートルくらいのもんだったんだけど、
当時小4だった自分にはかなりドキドキもんだった。

今このスレ見てたら、自分の右ひざにある傷跡がムズムズしてきた。



552 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :05/01/27 12:06:58 id:iQ9h3+oT0
土手を近所の店でもらったダンボールで滑って、でもダンボール小さく分解しすぎて
ケツがはみ出てて結局泥だらけだったり、
木にロープかけて(近所の兄ちゃんがやってくれた)ターザンごっこしたり
クワの実とったり枇杷の実とったりザリガニ取ったり土筆とったりドジョウすくったり…
川原で石投げて跳ねさせるのなんて言ったっけ?
オレ上手かったんだよな、あれ。
昔のローラースケートって重くてうるさかったよな。
今日やった遊びが面白かったから「続きは明日」なって言ってても、
次の日って大抵もっと面白そうな事が出来てて昨日のことなんか忘れちゃうんだよな。


5時のチャイムが鳴ったから、そろそろ帰らなくちゃな…
ほら、自転車の後ろ乗れよ。
じゃあまた明日な、おまいら。



589 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :05/01/27 16:50:29 id:yY6k+msx0
息子がリビングにダンボールで囲いを作った。
新しく買った洗濯機が入ってたものだ。
部屋の隅っこにあって、シーツを上から掛けて屋根まで作っている。
正面には切込みを入れ、ドアっぽく開くようになっている。
どうやらここが入口らしい。
そこにはミミズが這ったようなひらがなで「ひみつきち」と書いてある。
その横にはプリンターのダンボールで作った車が置いてある。
折り紙で飾り付けられ、タイヤやハンドルも貼り付けている。
ボディの横には同じくひらがなで「せるしお」と書いている。
僕が嫁によく、今度はセルシオにしようと言っていたのを聞いていたらしい。

嫁は邪魔だから片付けてくれと頼んできた。
「はいはい」と生返事をして、そうっと中に入ってみる。
中には紙で書いた時計や、水鉄砲などが壁に掛かっていた。
横になって蹲り、「撤去反対!」と小さく手を上げて言ってみる。
「あーもう!」と少しヒステリックになって屋根を捲る嫁。
横になった僕と目が合い、僕は「すいません」と小さく呟く。

朝になって息子が泣いていた。
「ひみつきち」を壊したのはいつの間にか僕のせいになっていた。
「せるしお」は僕へのプレゼントだったらしい・・・

その日は会社を休んだ。
息子も学校をサボった。
僕たちは仲直りを条件に一日中遊ぶことにした。

「せるしお」をもう一度作った。
今度はアクセルやブレーキも作り、シートも座椅子を組み込んだ。
他にもお金を掛けずに知恵と工夫で色々作った。
男同士の共有の秘密も作った。
もちろん「ひみつきち」も・・・



662 :小4の思い出2 :05/01/27 22:21:34 ID:5/xmSnXx0
もうすぐ休みも終わりって時にみんなでいつも通り基地に行くと、そこに
男の人が畳の上に寝転んでた、着ているものもボロボロで、
夏とはいえ朝晩は冷え込むはずのところに小さく震えて眠っていた。
俺らは理由もよく判らなかったけど、なんとなくみんなで持ち寄ったお菓子をおいて
その日は家に帰った。

それから暫くみんなで毛布やらお菓子やらを捨てるふりをして、運んでやった。
2学期も中ごろになったころ、日曜にいつもの場所に行くと、いつもと違い
あの人がいる気配がなく、いつもいた部屋には封筒とふくろがあった。
それには、いつも助けてくれた事へのお礼。
そして自分が横の水道局で仕事に就けたことが書かれていた。
袋にはお菓子がたくさん入っていた。その人が水道局で最初に貰った給料で
買ってくれたものらしかった。



702 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :05/01/28 01:15:05 id:e8pwU/P40
涙が出そうになって、目を閉じてこらえた。

……まぁ、あれだ、秘密基地はまだあるわ。

おまいらも目を閉じてみれ。そこに秘密基地はあるから。

多分、ずーっとそこにあるから。



854 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :05/01/28 12:55:50 ID:+K5U2kUQ0
小学校の夏休み、朝のラジオ体操終わった後すぐに友達の家に行って、
くにおくんの時代劇やりまくったなぁ。すぐ下に住んでたやつが、隠し部屋見つけた!
って情報持ってきたりしてた。

土曜日は午前中授業で、全生徒校庭に集まって校長の話の後、一斉下校。
他の班と一緒にガヤガヤ騒ぎながら帰るのが楽しかった。
解散する前に遊ぶ約束して、昼飯食った後すぐに家を飛び出して…。

なんだろうなぁ。あの土曜日の昼の空気ってすごい特別だった。



862 :sage :05/01/28 14:27:36 id:GyrVaZkI0
俺がみんなを呼ぶ声、みんなが俺を呼ぶ声、どんなことしゃべってたか、ぜんぜん思い出せない。映像だけが鮮明によみがえるが、音がない、これが大人になったことか・・・・・



893 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :05/01/28 17:16:42 id:gTuV+SZB0
おれらの秘密基地の入り口は竹林だったんだ
そこをかきわけて進むといきなり豪邸の裏手に出る
そこに誰にも見つからないよう秘密基地をつくった
そのものすごいかっこいい入り口も含めて大好きな場所だった

区画整理されてなかったからわかりにくかったのは確かだけど
さすがにもうちょい大人だったらすぐに気づいたと思う
竹林からすでに豪邸の敷地だったことに。

ある日、おれらは豪邸の住人によって秘密基地を追われた
オバちゃんは「これあげるから二度と来ないでくれ」とお菓子をくれた

おれらが秘密基地に戻ることはなかった
人の家だったことに気づいたとか、お菓子もらったからとかじゃなく
きっと秘密基地が秘密のものではなくなってしまったから



914 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :05/01/28 22:07:41 ID:0xbqmVia0
今はきれいなお家が十も二十も建っている。
でもほんとはそこは工事現場で、そのもっと前は原っぱで
そのもっともっと前は覚えてないけど、焚き火をしたり
穴を掘ったり虫を捕まえたり喧嘩したり絶交したり
拾ってきたガラクタを古い煉瓦の焼却炉にかくしたり
ドブで溺れかけてた小さな蛇を綺麗に洗って放したり
学校になじめない年上の姉ちゃんが大和川のほとりで怖い話をしてくれたり
そんな思い出がいっぱいいっぱいある地面なんだよ。
死んだ猫やハムスターが埋まってて、そいつらが苦しくないかなって
たまに胸が痛い。
あんまり上手に思い出せないからもっと胸が痛い。
かえりたいけどかえれない。もうない。
擦り切れた思い出だけは持ってる。
今はもう人の家だけどきっとあの家に帰るよ。きっと帰るよ。



936 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :05/01/28 23:42:07 id:obIdP2cr0
砂場で一心不乱に山作ってた時
ふと陰って、見上げたら雲が流れてた。
よく晴れた日で、何で雲が早いのかとか
全然分からないままにボケーッと見てた。
最近よく思い出す。

できることならホント戻りたいよ。
何も知らなかった純粋な頃に。
こんなハズじゃなかったのに。



955 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :05/01/29 00:21:56 id:om2qySHz0
しかしあの頃は、本当に何でも輝いて見えていたな。
親父やおふくろも、近所のおっさんも、みんな幸せそうに見えた。
きっと今も変わらないんだろうけど、毎日が楽しくて仕方なかったから、
退屈、とか、倦怠、なんて言葉知らなかったから、そう見えたんだと思う。
今じゃ、カルキ臭くて飲めない水道水を、ゴクゴク飲んでた。
今じゃ、汚らしくて触れない虫を、大量に掴んでた。
今じゃ、もう出せない声で、めいっぱい、笑ってた。



1000 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :05/01/29 00:59:50 id:nboraCcT0
思い出が色あせないためには今を生きなければならない