■■■TDR最高の想い出(感動スレ)■■■



184 名前:名無しさん@120分待ち 投稿日:02/08/26 01:53 ID:0Pmc43OI
入社の際に聞いたあるお母さんからのお手紙の話。長文スマソ。

生まれた時から身体の弱い我が子は、何歳まで生きられるかわかりません。
温かい季節でも分厚いコートに帽子、マスクが手放せず外出もままなりません。
友達もほとんどおらず、唯一の楽しみといえば部屋で観るディズニーのビデオでした。
特にチップとデールが大好きで、いつかはディズニーランドで本物の
チップやデールに会いたいね、と話していました。もちろん外出、それも一日中
遊園地で遊ぶなんて…と思っていましたが、ある日、無理を承知で出かけることを決意しました。
車椅子に乗った我が子の異様な姿を見て、大抵の人は気を使ってしまうか、避けて通ります。
でもディズニーランドでは、入り口から笑顔で「ようこそ!」と迎えられました。
花壇の周りではキャラクター達がたくさんのゲストにご挨拶の真っ最中。私は必死で
チップとデールを探しました。するとチップが、自ら私達の所まで近付いて来てくれたのです。
それだけでもうれしいのに、我が子の姿を見たチップはその前にひざまづき、
『早く良くなりますように』とでも言うように、我が子に十字を切ってお祈りしてくれたのです。
感激で涙を流す私にまでチップは『泣かないで』と言う仕草をしてくれました。
チップに見送られてパークに入った私達は、その日一日夢のような時間を過ごしました。
「また来ようね」と我が子と約束し、パークを後にしました。
あとどれだけ生きられるかわからない我が子だけれど、絶対にまた子のこと遊びに行きます。

……と力強く結ばれていたお手紙。
「たいへんなところに入社しちゃったなー」と、ボロボロ泣きながら思いました。