世の中まだまだ捨てたものではないと思ったこと



326 名前:おさかなくわえた名無しさん 投稿日:2001/06/18(月) 19:51


去年の夏、山下公園で散歩してたときの出来事。
後ろから、駆けてきた男の子(4歳くらい)が僕を1メ-トル程追い越した所でおもいっきりころんだ。
僕が助け起こそうとしたら、背後から「手を貸さないでください。」と声がした。
振り返ると5メ-トル位後ろに茶髪の若いお母さんが立ってた。「そうはおっしゃても」と思いながら
もう一度、男の子に目をむけた。彼は、一生懸命からだを起こそうとしてた。コンクリ-トの地面に
つっぱった両手がブルブル震えてた。やがて彼は、すっくと立ち上がった。
膝をひどく擦りむいてる、、、。目にいっぱい涙、でもこぼれてない、燐としてる。僕を見て照れ臭そ
うに少し笑った..。お母さんが歩いてきて、僕に会釈した。そして、男の子の頭を撫でながら言った。
「えらいぞ、男だ!」
僕は、この親子が大好きになった。