君が思い出になる前に。
- 30 名前:呑んべぇさん 投稿日:02/06/09 01:45
- 生きてた頃の親父が憮然として、毎日一人で酒を呑んでた。
ムスッとした面持ちで静かに寶焼酎を呑んでた。
仕事行く時も、少し呑んでた。
たまに酒癖が悪くなり、年が起つにつれ酷くなって
家族に迷惑をかけ続けた親父。
家族は嫌いだった……そんな親父を。
子供は嫌いになった……今は愛すべき酒を。
今、もはや居ない親父を思い返すと、一人酒を呑む親父の背中だけ浮かんでくる。
今は俺も大人になった。
親父の愛情も居なくなって強く思い返すことが出来た。
せめて酒の呑み方ぐらいは、親父を上回ろうと思う。